レスポンシブWebデザイン

制作の実践的ワークフローとテクニック

2012年12月20日発売
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内容の紹介

本書ではレスポンシブWebデザインの理念から、制作フロー、実装ノウハウ、運営に役立つ情報まで、丁寧に解説しています。これからレスポンシブWebデザインを利用したサイト制作を検討するウェブ制作者(デザイナー、コーダー、ディレクター)、企業のウェブ担当者の方々を対象にした内容です。Web制作における各フローをサンプルを交えて解説しているので、ウェブ制作の入門者から中上級者まで、あらゆる方にお読みいただける内容になっています。

第1部 基本編では、レスポンシブWebデザインにまつわる基本的な知識を技術的な側面と、その土台となる考え方から丁寧に解説しています。

第2部 準備編では、レスポンシブなWebサイトを構築するために最適な制作体制、そしてワークフローを具体例を交えて説明しています。

第3部 実践編では、メディアクエリからCSSスプライトまで、レスポンシブWebデザインを実装するための具体的な手法を紹介しつつ、実際にサンプルサイトを構築していきます。

著者
渡辺 竜 (わたなべ りょう)
単行本
320ページ
出版社
ソシム
ISBN-10
4883378578
ISBN-13
978-4883378579
発売日
2012/12/20

目次

第1部 基本編

第1章 なぜ、いまレスポンシブWebデザインなのか?

1.1.
レスポンシブWebデザインとは
1.2.
モバイルの波
1.3.
未知の端末の可能性と「未来にやさしい」ウェブ
1.4.
コンテンツを起点に考える「コンテンツ・ファースト」
1.5.
モバイルを起点に考える「モバイル・ファースト」
1.6.
コンテキストをより強く意識したコンテンツ制作
1.7.
複数の端末をシームレスに使い分ける時代
1.8.
複数サイト構築で増え続ける運営コスト
1.9.
そもそもウェブは1つしかない「One Web」

第2章 レスポンシブWebデザインの基礎知識

2.1.
「レスポンシブWebデザイン」の真の意味
2.2.
フレキシブル・グリッド
2.3.
フレキシブル・イメージ & メディア
2.4.
メディアクエリ
2.5.
レスポンシブWebデザインのいま
2.6.
ビジネス視点から見たレスポンシブWebデザイン

第2部 準備編

第3章 レスポンシブな制作に必要なこと

3.1.
レスポンシブWebデザインに必要なワークフロー
3.2.
レスポンシブWebデザインに必要な制作体制
3.3.
アジャイルな制作方法
3.4.
自分の領域を超えた制作ができるチーム
3.5.
HTMLプロトタイプでの検証
3.6.
ウェブの柔軟性を許容する制作
3.7.
目的重視の意思決定と現場チームへの権限移譲
3.8.
コンテンツのモジュール化とパターンライブラリ
3.9.
サイトのパフォーマンス最適化

第4章 レスポンシブなワークフロー

4.1.
レスポンシブなワークフローの概要
4.2.
ブラウザ・端末対応の仕様を決める
4.3.
ブレイク・ポイントとレファレンス・ポイントの仕様を決める
4.4.
サイト・フローチャートの作成
4.5.
ナビゲーション・パターンの洗い出し
4.6.
ナビゲーション・プロトタイプの作成
4.7.
レスポンシブなコンテンツづくり
4.8.
パターンライブラリの作成
4.9.
レイアウト・テンプレートとサイト全体のプロトタイプの作成
4.10.
デザイン
4.11.
ブラウザチェック・実機チェック
4.12.
アクセス解析と結果検証

第3部 実践編

第5章 レスポンシブWebデザインの基礎の実践

5.1.
メディアクエリを使ってみる
5.2.
Viewportメタタグの設定と詳細
5.3.
リキッド・レイアウト
5.4.
グリッド・システムを構築する
5.5.
サイトのパフォーマンス(表示速度)最適化の実践
5.6.
CSSスプライトの実装方法
5.7.
IE6とIE7対応のヒント

第6章 レスポンシブWebデザインでサイトを構築する

6.1.
サンプルサイトの定義
6.2.
ベーステンプレートの準備
6.3.
ナビゲーション・プロトタイプの作成
6.4.
レイアウト・テンプレートのプロトタイプの作成
6.5.
フレキシブルなスライドショーと画像

著者紹介

渡辺 竜 (わたなべ りょう)

1974年東京生まれ。都立新宿高校45回生。米タフツ大学を1998年に卒業後、 ボストンと東京の制作会社でウェブ制作に従事。現在はテンプル大学ジャパンキャンパスでウェブサイトの制作・運営に携わる。